第四回(5月1日)

アルファコースも中盤に差し掛かっています。参加している方がたのイエスの福音に対する考えは様々です。登録なしで来られた方も多くいます。中には中東出身の方でイスラム教の方もいます。自分には友達もいなく、教会で孤立しているので交わりを求めて参加している方がたもいます。高校生、青年、一般社会人、中高年の方がたもいます。重い病気にかかっている方も参加しています。

そんな方々の中から、イエスがなぜ死んだのか、と言うビデオを見た後、「信じられない。ひどい。どうして悪人を赦すの。」と感情的になった方もいたそうです。イエスが人々に「人の子」の目的を語り、山上の垂訓で「赦しなさい」と語った時におそらく同じような気持ちを皆もったでしょう。どうか聖霊が豊かに働いてくださって神の恵み、あまりに大きな恵み、がイエスにおいてその方にとって現実となるようにリーダーたちは祈ります。

アルファ・デイ(5月8日)

CAのアルファのスケジュールは若干変則的ですが、教会施設の予約状況や他の行事との兼ね合いで致し方ない状態です。本来であれば「祈り」のセッション後に聖霊についてのウイークエンドを持ちたいのですが、何度もミーティング、祈りをもち、今回はこの変則日程で行くことにしました。

今回のアルファのゲストの皆さんはキリスト教を全く知らない方が多く集められています。あるムスリムの方は、友人に「この教会に行きなさい」と車で送られて来て通い始めたのですが、アルファにも参加しています。アルファデイにも来て、今は深く興味を持って、毎週のトークやディスカッションに打ち込んでいます。

霊的な攻撃は常にあります。トピックによってはゲストの方が辛い過去のことを振り返らねばならず、それがテーブルの皆の心の重荷になったりします。すると人間関係がギスギスすることもあります。またテクノロジーの点でチャレンジされています。ビデオシステムがなぜかうまく作動せず、一回一回システムを全てゼロから立ち上げねばなりません。

第五回(5月8日)

牧師、アシスタントと私の3人はアルファの日の午後に集まって祈りの時を持ちます。この日は牧師が詩篇146篇を読み、そこから私たちは祈りを捧げました。 146篇では誰に・何に信頼するか、という問いかけがあります。力ある者ではなく、主にのみ信頼することを祈りました。これはアルファ・デイでいくつかフォローが必要なチャレンジが出て来たからで、全て神に託さねばなりませんでした。 グループとあまり上手く行っていないホストやヘルパーもいます。彼らを支え、導くのも重要な牧師の役割です。この回からテーブルごとに祈る機会を持ちました。「神様ありがとう」という祈りがあったそうです。そんな純粋な祈りは本当にかけがえがありません。

第六回(5月15日)

最初はバラバラの見知らぬ者同士でお互いにぎこちないことも多かったでしょうが、今ではゲストの方々はホストとヘルパーたちと馴染んで来ました。今日は聖書についてです。今まで聖書を読んだことも、見たこともない方が多くいます。ニッキーの語る「神様からのラブレター」を手に取り読んでみてほしいとスタッフもリーダーたちも祈りながらこの回に臨みました。 アルファの発行している「ニッキーとピッパと読む聖書」は初めて聖書を読み進めたいという方々には最適です。Bible.Alpha.Org からダウンロード出来ます。北米のアプリもいくつも良いものがありますが、初めて読む人には複雑だったり、一体どこから読めばいいのか、どの翻訳を使うべきか、など肝心の聖書を開く前にぶつかる壁が大きいと思います。教会では手にとって持ち帰ってもらえる聖書も用意しました。