「ケアフリー」って聞くと英語でどんな単語を想像しますか?
先日のある朝、心を動揺させることが起きてしまい、その朝は、まず神様に尋ね求める気持ちで祈りつつ職場に向かいました。通勤途中、いつもの聖書アプリの講読箇所を開くと、こんなみ言葉があり、すぐに、神様が祈りに答えてくれたんだ、と思いました。
The Message というユージーン・ピーターソンという神学者の方による聖書の英語翻訳版からです。こう書いてあります。
So be content with who you are, and don’t put on airs. God’s strong hand is on you; he’ll promote you at the right time. Live carefree before God; he is most careful with you. (新約聖書ペテロ第一の手紙5章6節~7節)
二つの「ケアフリー」がありますよね? “carefree” と”carefully” です。(厳密にはcarefulですが。。。) The Message版 では、「自分は自分らしくしてそれでいいんです。何か背伸びをしなくてもいいんです。神様の強い手があなたに置かれているんですから。時機にかなって必ず引き上げて下さいます。神様の御前に自由な、心置きない生きかたをしましょう。なぜなら神様が最も慎重にあなたを守って取り扱って下さるのですから。」というのです。
自分が背伸びしなくていい、と神様に言われることは実に解放感で私を満たしてくれます。得てして、勝手に「僕はこうでなければ、ああならなければ」とスピンサイクルに入りがちです。聖書ではいつも神様は「私はあなたを愛しています。」 というところがスタートラインです。私たちは受けるに値しない恵みを受けている、それがスタートラインなんですね。この恵みに基づく愛については、また別の機会にシェアしたいと思います。
さらに、この箇所ですが、別の聖書翻訳版に、アンプリファイド(Amplified)版というのがあります。その翻訳版がとてもありがたいです。 アンプリファイドには、単語・フレーズのニュアンスや原文の意味などが【 】の中に書かれており、文面がそれゆえ増幅 (“amplify”)されていることで知られています。 そのバージョンでは、7節の”Live carefree before God; he is most careful with you.” の箇所がこう記されています。
… casting all your cares [all your anxieties, all your worries, and all your concerns, once and for all] on Him, for He cares about you [with deepest affection, and watches over you very carefully.]
全ての思い煩い[あらゆる不安、心配事、気に病んでいる事を一切合切、これっきり今回限りで]彼に任せます。なぜならあなたのことを心にかけているからです[これ以上ないというくらいの深い愛情を持って、あなたをとても慎重に見守ってくれています]
イエス様が「ケアフリー carefully」に見守って心にかけて下さっているので、「ケアフリー carefree」で生きるように、と励ましてくれます。 祈りを聞き、祈りに答えて下さった神様に感謝します。