号外です
毎日新型コロナウイルスの感染情報がどんどん入って来ます。心が騒ぎます。安全な過ごし方、などのお知らせも毎日届きます。クリスチャンとして、どのように生きていけばいいのでしょうか?信仰がありさえすれば全てオッケーなのでしょうか?自分や家族・知り合いに感染が起きたら信仰が足りなかった、ということなのでしょうか?
CA Church のJohn牧師は次のように語ります。日本語訳をつけてシェアします。原文はこちら(リンク)です。リンクが開かない場合は、このURLをご利用ください。https://cachurch.ca/blog/safe-shelter/
私は今週身に危険を感じていました。嫌な気持ちでした。
ニュースを見て感じた恐怖心が私の心に入り込み、日常の生活に溢れて来たのです。消毒作業に没頭しました。自宅のありとあらゆるものの表面を消毒液で拭いたのです。するとこんなことをDallas Willardが書いていたことを思い出したのです。
「私たちは破壊的な有害な感情に打ち負かされるべきではありません。私たちに害となる感情ですら、概ね、それ自体が悪いものということでは無いのです。しかし、それらを適切に制し、抑えることが出来ないでいるのです。そういう感情は常軌を逸しています。例外はあるにしろ、感情というものは従わせることができれば良いものとなりますが、それに支配されるとなると破壊的なのです。(Dallas Willard, “Renovation of the Heart”)」
恐怖感によって私たちは自己中心な行動に駆り立てられ、神様の道に反しているのです。そんな身の回りの状況を見て、私はこう自分に問いかけねばなりませんでした。「自分は安全なんだろうか?」パンデミックが世界に起きている中、どうやって恐怖心に対応するべきでしょうか。真に安全である、ということはどういうことなんでしょうか。恐れに打ち負かされていた自分のところに神様は本当に安全というのはどういうことか思い出させてくれました。
Paul Trippは自身のウエブでこう書いています。(Paul Tripp, “Safe” www.paultripp.com)
「私は安全でいられます。それは問題が無いから、とか危険を体験したことが無いから、というのが理由ではありません。人から大丈夫と言われたり、自分の計画がいつもうまくいっているからということでもありません。病気に免疫があるから、とか飢餓に陥る心配が無いから、ということでも無いのです。。。。私は安全でいられるのです。それは、危機にさらされることは無いから、ということでは無いのです。それは、イエス様、あなたが私と共にその危険の中にいらっしゃるからなんです。あなたは私に、危険回避の守り札をくれた訳ではありません。私に安寧の生活を約束された訳でもありません。あなたは私をこの壊れた世の中に生きるように導いたのです。私はあなたによって与えられた唯一のことによって安全でいられるのです。それは、たった一つだけ、それが私を安全に守るのです。あなたはあなたご自身を私に与えて下さったのです。」
私はあなたにぜひ覚えておいてもらいたいんです。神様はそのいのちを私たちにくださり、それによって神様は私たちと共にいらっしゃるのです。
私たちの神様は私たちが病いに伏し、罪にまみれていた時、距離を置こうとしたお方ではありません。彼は身をかがめ、私たちのような肉と血を持つ者になったのです、そしてついに十字架の死に至ったのです。それは全て、私たちは孤立した存在ではなく、神様がいつも私たちと一緒におられることが出来るようになんです。
歴史に確かに存在するナザレのイエスは、十字架につけられ、死に、新しいいのちの復活をされたのです。
パウロのコリント第一の手紙で、イエスは復活後五百人の前に現れたと書いています。弟子達と40日過ごしたのち、イエスは昇天しました。イエスの復活から50日後のペンテコステの日に、神様は私たちに聖霊をお与えになり、私たちと永遠に共におられるようになったのです。
本当に安全でいられる、というのは、私たちには、この生涯そして死後に、誰も考えもしなかったような救いがある、ということなんです。私が受けたこの偉大なる希望を忘れてはならなかったのです。神様という希望を忘れてはならないのです。
「御腕の影に」という歌を教会で賛美しています。詩篇記者の思いをよく捉えた歌だと思います。自己隔離のなか、時間をどうか取って、神様の御前に独りで静まる時が持てることを感謝してみませんか。詩篇91篇を思い巡らせてください。
ぜひ覚えておいてください。私たちは神様と共にいることで真の安全を得られるのです。
永遠に真実なる方
私が不信仰な時でも、いつも
あなたには出来ないことは無いと示してくれる
力あるお方
私を晩餐の席につかせてくれる
そこには私の居場所がある
あなたの御腕の影に」
(Andrew Marcus, "Shadow of Your Arms" ... releasing Fall 2020)