聖書にはいろいろな翻訳があります。英語版の中で、The Message というのがありますが、聖書が普段よく使う英語で書かれているので、親しみやすいバージョンだと思います。
イエスは、彼の行う様々な奇跡や、権威をもった神のみことばを語るのに共鳴し、心を惹かれて集まってくるものたちに、こんな風にある時語りました。
“First things first. Your business is life, not death. Follow me. Pursue life.”
Matthew 8:22
「優先順位をはっきりしよう。あなたの関心事はいのちです。死ではありません。わたしについてきなさい。いのちを追い求めるのです。」マタイによる福音書8章22節“No procrastination. No backward looks. You can’t put God’s kingdom off till tomorrow. Seize the day.” Luke 9:62
「先延ばしはだめです。過去の栄光に頼るのもだめです。神の御国を明日まで延期なんてできません。今日を生きなさい。」 ルカによる福音書9章62節
まず何をいつするべきか。今日を生きるって。。。
あなたは、「時」っていうと何を思いますか?
いつもだったら、特に気にとめないのに、どういうわけかここ数日、「時・Time」をテーマにした曲がやけに目につきます(Youtube だから?音楽は耳ですよね。。。)
古今東西、「流れゆく時」、というのは重要なモチーフです。一度過ぎたら取り戻せない、貴重なもの、それが時なんですね。
たとえば、
Jaromiquai “Time won’t wait” (2005年)
「一人ぼっちでさみしい、落胆してるんだ」、という主人公に、謎めいた、知恵ある女性がこう語ります。
“Time won’t wait for you
So do all the things you wanted to
Better hurry up, take it in your stride
And use your resolution which you’ve been supplied”
「時は待ってくれないわ。やりたかったことを全部することね。
もたもたしたらだめ。しっかり胸をはって。芽生えた決意を忘れないで。」
少し古くなりますが、80年代のミュージックビデオで、Rush の”Time Stand Still” (1987 年)
Time stand still
I’m not looking back
But I want to look around me now
Time stands still
See more of the people
And the places that surround me now
時よ止まれ
振り返りたいんじゃないんだ
あたりを見回したいんだ
時よとまれ
まわりの人たちや場所をもっと見たいんだ
さらに古いですが、Phil Keaggy というギタリストのヒット曲で、”Time” というのがあります。
Phil Keaggy はクリスチャンで、信仰に基づく曲を多く書いていますが、この曲もそうです。こんな出だしで始まります。「時」を「彼」と言っています。
Well He hasn’t always been around
And He won’t always be
But He’s on the move at this moment
Measuring life for you and me
I fear we all submit to him
Existing anxiously
And no one is able to turn him off
Except the Lord who holds the key
「彼(時のこと)」はいつも存在してたわけじゃない
これからもずっとあり続けるというわけじゃない
今この瞬間、彼は動いている
君の、僕の人生を測っているんだ
誰も彼には逆らえないし、
僕らの存在は彼次第のようで不安なんだ
彼を止めることは誰にも出来ない
ただ、全ての鍵を握る主イエス以外には
ほかにもまだたくさんあるでしょうね。でも、そんな中で、私は、次のマイケル・カードの曲の中の一節がとても感銘深く、またクリスチャンとして一番重要に思えます。
マイケル・カードというミュージシャンで神学者がいますが、彼の昔の曲に “The Final Word” (1994年)というのがあります。 イエス・キリストが神の語られた「最後の(もうこれ以上は必要ない)ことば」である、というのがテーマの曲です。
Michael Card のオフィシャルサイトのビデオではありませんが、演奏の様子も見れるのでこれをアップしました。余談ですが、彼はギターを逆に構えて弾きます。左利き用に変えてセットする人がほとんどですが、かれはそのまま弾きます。
And so the Light became alive
And manna became Man
Eternity stepped into time
So we could understand
世の光がいのちをもち
マナが人となった
永遠が時の流れに足を踏み入れ
私たちが神を理解できるようにしてくれた
時空を超越した永遠なる神が、時の制限の中に現れてくれたので私たちに神様のことが分かるようになった、というのです。なぜなら、イエス・キリストが神のことばだからです。
大きな神のストーリーは、天地創造から始まり、将来の新天地へとつながります。今私たちは、その中で、「時」に存在しています。 イエスは「いのちを追い求めよ」と語っています。
“イエスは彼に言われた、「わたしは道であり、真理であり、命である。だれでもわたしによらないでは、父のみもとに行くことはできない。” ヨハネによる福音書 14:6