良い待降節を過ごしていらっしゃいますか?クリスマスももうすぐですね!
先日教会のある牧師と話しをしていた時のことをシェアします。最近のある土曜日の夜に、彼はマタイの福音書からクリスマスのストーリーを読んでいたそうです。神様は東方の博士達、そしてヨセフに対して夢を通して語りかけたことが心に留まったそうです。次の3か所です。
それから、夢でヘロデのところへ戻るなという戒めを受けたので、別の道から自分の国へ帰って行った。(マタイ2:12)
彼らが帰って行ったとき、見よ、主の使いが夢でヨセフに現れて言った。「立って、幼子とその母を連れ、エジプトへ逃げなさい。そして、私が知らせるまで、そこにいなさい。ヘロデがこの幼子を捜し出して殺そうとしています。」(マタイ2:13)
ヘロデが死ぬと、見よ、主の使いが、夢でエジプトにいるヨセフに現れて、言った。「立って、幼子とその母を連れて、イスラエルの地に行きなさい。幼子のいのちをつけねらっていた人たちは死にました。」(マタイ2:19-20)
その晩遅くのことでした。彼の奥様が悪夢を見たのです。その夢の中では教会に災いを起こそうとしている者がいるというものでした。実際の詳しい内容はここでは触れませんが、彼女は具体的な場所と行動を夢の中で見たのです。すぐにご主人を起こし、出来る限り多くの祈りのパートナーに連絡をとり、教会が守られるように祈り求めたのです。
彼はその時、直前に神様が夢でヨセフや博士達に語った記事を読んだことを思い出し、自分の妻にも神様がきっと夢を通して警告してくれたんだと思ったそうです。
祈りによって守られたのでしょう。翌朝の礼拝は無事に進みました。
そんな話をこの牧師としていたのです。それを私は家に帰って自分の妻に話したのですが、すると彼女は、私たちが最近参加した、ある教会のイベントの片隅で彼女が見た不自然な光景を話してくれました。彼女の話してくれた内容は、牧師夫人の見た夢の内容と重なりました。夢に出てきた教会の中の場所も一致していたし、夢の中の忌み嫌われる行動をしていた人の性別も一致していました。
そして、振り返ってみると、実際に教会では、その数日後、夢の中の場所に関連した教会堂のエリアが損害を受けました。そのため、教会の行事やプログラムに支障がきたされました。そういうことを併せて考えてみると、その牧師にも私にも神様が警告を与えてくれたと思えるのです。
私たちの教会は最近ある大きなプロジェクトが完成し、教会員たちが新たに神の御心を探り心を一致させて、共にその節目を迎えていたのです。そのイベントはそれにまつわるものでした。私の妻曰く、「悪魔は教会を分裂させたかっただろうけど、それができなかったから悪あがきしたんじゃない?教会の人たちの心を狙っていたのに、主イエスにある一致と祈りがあったからそれができなくて、物理的な損害と不具合を起こす事が精一杯だったのかも」と言います。心の一致と祈りがなければどうなってたかは人間には計り知れませんが、私も妻の言う通りだと思っています。
聖書の最後の書はヨハネの黙示録と呼ばれています。黙示、とは明らかにすること、啓示することを表します。英語ではベールを取る、つまり覆いを外す、というような言い方もすることがあります。黙示録は私たちの通常見ることの出来ない神様の世界を垣間見させてくれていると思います。そして、神様のストーリーは最後は新天地、いのちである、と見せてくれるのです。今回の件も、神様が警告し、ベールを取って知らせてくれたのだと思います。
キリストの生誕を祝うクリスマスの情景に想いを馳せる時、神様は私たちに神様の現実を垣間見せてくれるのです。そして聖書を通して繰り返し神様のいのちに至る壮大なるストーリーが続いていることを教えてくれています。
イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」
マタイ28:18-20