マタイ2:1-2、9-12
「イエスが、ヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、見よ、東方の博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりますか。私たちは、東のほうでその方の星を見たので、拝みにまいりました。」。。。 彼らは王の言ったことを聞いて出かけた。すると、見よ、東方で見た星が彼らを先導し、ついに幼子のおられる所まで進んで行き、その上にとどまった。 その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。 そしてその家に入って、母マリヤとともにおられる幼子を見、ひれ伏して拝んだ。そして、宝の箱をあけて、黄金、乳香、没薬を贈り物としてささげた。 それから、夢でヘロデのところへ戻るなという戒めを受けたので、別の道から自分の国へ帰って行った。」
東方の博士たちは星によってイエス様に導かれました。星の導きを信頼したのです。そしてついにイエス様のいる家の上でその星がとどまったのです。彼らのリアクションは、「この上もない喜び」でした。
神様から導かれる、というのは確かに恵みです。私の友人は最近しばしば、「僕はもっと素直に神様に導かれた通りに行動したいんだ」、と言います。聖霊がこっちだよ、と語ってくれた時に、「あれ、今のは神様なのかな、それとも自分の思いなのかな?」とか、「でも自分なんてそれはムリですよ」とか、試行錯誤や疑心暗鬼になったりするんだそうです。彼は昔は自分はもっと自由に神様に頼って、言われたら即実行していたそうです。いくつか実際の体験を語ってくれましたが、確かに神様のみわざを経験し、その一役をかっていたのです。 でも最近は、ぐずぐずしてしまい、結局、信仰の一歩を出しそびれているんだ、と言うのです。
博士たちが体験したような「この上もない喜び」は神様の導きを信頼し、素直に従い、その結果、神様のみわざを見る機会を与えられ、心に宿る聖霊が呼応して喜びを生み出してくれるのです。
先日、教会の行事にどうしても必要なものを購入しなければならなくなり、時間や支払いを簡単にしたかったので、担当の牧師はいろいろとオンラインで手配しようとしましたが上手くいかず、実際にお店に出向いて買わないといけないことになりました。忙しい日で、教会の行事の準備でてんてこまいの牧師は困ったようでしたが、その時、自分が手助けするべきだ、と感じ、買い出しにいく役を申し出ました。
そのお店で列にならんで、自分の番が来ると、結構ややこしい購入で、その店員さんも別の方にも助けを求めていました。恐縮です。でも店員さん方は快く、テキパキと対応してくれました。清算を済ませながら、「この買い物はなんのため?」と尋ねられたので、「教会のクリスマスの行事で使うんです」、と答えました。なんとその店員さんは私の勤め先の教会を良く知っていたのです。コキットラム市では教会が持ち回りでホームレスシェルターを冬季に開催しています。今月はうちの教会が担当ですが、彼女は自分の通う教会で奉仕することになっているそうです。何と神様はこのお買い物のタスクに、クリスチャンを配備していてくれたんです。実際の会話は短かったのですが、信仰の姉妹との時間は心温まる時間と変わりました。何か、忙しさや、エクストラでかかった時間なんて心から吹っ飛んで、喜びが心に広がったのです。間違いなく神様のプレゼントだと感じました。
神様の導きを「信頼」し、それが行動となり、神様のわざを見る機会を得て、それが「喜び」へとつながるのです。
ティム・ケラー師は「神様を『信頼』することは究極的に、息をのむようなすばらしい神様ご自身にま見ゆることへつながる(イエスの歌 11月27日)」と語ります。
クリスマスキャロルではありませんが、喜び、というとこの歌を想います。喜びの源は周りにいる人や、自分の経験や、状況ではなく、神様ご自身だ、と顧みさせてくれる曲です。歌詞と私の抄訳を掲載しました。みなさんにも神様の喜びがありますように!
What Joy (動画のリンクはこちら)
You made the heavens and the earth
The sea and all that is in them
Your promises remain
あなたは全天地を、その海や全てあるものを造られた
あなたの約束は全て成就するのですYou give justice to the weak
You care for the widow and orphan
Forever Lord, You reign
弱きもの達に公正を与え、やもめやみなしごを愛し、守ります
主よ、とこしえまであなたは統べ治めるのですWhat joy, what joy for those
Whose hope is in the name of the Lord
What peace, what peace for those
Whose confidence is Him alone
なんと言う喜びを持つのでしょう
主の御名に希望を置く者たちは
何という平安を持つのでしょう
主だけを信頼している者たちは