旧約聖書の詩篇23篇にこう書いてあります。

詩篇 23篇

ダビデの賛歌

1 主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。

2 主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。

3 主は私のたましいを生き返らせ、御名のために、私を義の道に導かれます。

4 たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。

5 私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、私の頭に油をそそいでくださいます。私の杯は、あふれています。

6 まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。

 

主の祈りとこの詩篇23篇は聖書の中でも良く知られている箇所です。 この詩篇を基にした曲は数限りなくあります。私の好きなバージョンを今日はご紹介したいと思います。

 

By Keith Green キース・グリーン版

1986年ごろですが、初めてアメリカの教会でヤングアダルトのリーダーが紹介してくれた曲です。ものすごく衝撃を受けたことを覚えています。今でも自分が一番好きなバージョンです。勝手に日本語の歌詞をつけて、日本語の教会や日本で通った教会で賛美させてもらったこともあります。 また、この曲がきっかけでキース・グリーンの曲をかたっぱしから聞きまくりました。留学中の当時は乗っていた車にテープデッキ(知ってますか?)を取り付けてあったので、テープを買いまくって聞いていました。信仰が落ち込んだり、悩んだりしたときに彼の曲から自分に力をもらったことが何度もありました。 (下記をクリック、あるいはこのURLを使ってビデオをご覧ください。)

 

Jessie Seymour Irvine 作曲の「Crimond」という調べ

教会で4部合唱をしたことがありますが、その旋律も和音も言葉にし難い美しさと流れを感じます。

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Joe Foreman の ”The House of God Forever” 版です。

ブルーグラス風です。派手な曲でもありませんし、メロディーもすぐに覚えられるシンプルな曲です。どこかペーソスを感じさせると思います。 つい最近教会の祈祷会で皆で賛美しました。”Even though I walk through the valley of death and dying, I will not fear ‘cause you are with me. You are always with me” と歌うのですが、人生には本当に望みの見えない、心がくじけてしまうような谷間を歩く時期が必ずあります。教会の友人にご主人を亡くされた方がいます。普通は楽しい連休や、祭日、特にクリスマスは途方に暮れるほどさみしい、と胸中を打ちあけていました。 クリスチャンには、「主は必ず共に歩んでくれている」というのが約束として与えられています。彼女はそれは頭では分かっていてもなかなか心までそれが伝わらないし、今はそういう時期を通り過ぎているのかも、と言っていました。 実に、今現在、私たちは、「まだ」=”not yet”に生きています。主にある完全な安息はまだ将来のことです。今は破れた現実に生きているのです。ただ私たちにとっては、その将来の希望があるだけでなく、現在もイエスが共にいて下さる、というこれもまた現実であるのです。聖霊がどうか寄り添って下さいますように。

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