私の住むカナダでは小学校も6月末で年度が終わり夏休みに入りました。教会でもいろいろな年中行事や普段のコース、集会なども締めくくられました。まあ、夏は夏でキッズキャンプやサマーバーベキューといった楽しい行事が待っていますが。

私と妻が参加しているスモールグループも先日打ち上げがあり、持ち寄りの料理と楽しいおしゃべり、そしてワーシップタイムを持ちました。このグループにではかれこれ20年ほど付き合いがあります。メンバーも何人か出入りはあったもののほとんどこれまでの信仰生活を一緒に歩んできた同労者たちです。祈りや助けが必要な時は真っ先にシェアできる人たちです。

スモールグループの存在意義は教会ごとにいろいろあるでしょうが、煮詰めていくと3つのCが残ると思います。それはChrist、キリスト、CommunityコミュニティーそしてCareケアです。キリストを中心とした集まりで、バイブルスタディーを通してもっとキリストの似姿に近づき、信仰を一人で生きるのではなく同胞と力を合わせ、励まし合いながら生きるコミュニティーの中で育ち、そしてお互いに祈り合い助けある、ケアをしていく、そういう親密さがスモールグループのエッセンスです。そんなグループにいることは本当に感謝であり、恵みなことです。

クリスチャン同士のコミュニティーはなくてはならないものなのです。

信仰は自分と神様との間のことだと確かに言えるでしょう。両親がクリスチャンだからといって子供たちがオートマチックに信仰を持つのではありません。一人一人がキリストを受け入れる決心をするのです。でも、その信仰は「僕とイエスだけ」で生きるのではありません。コミュニティーの中で生きるのです。聖書が「キリストのからだ」と呼び、「生ける石」と表現するように繋がりを持ち、各々がお互いをたてあげるのです。

現代は特にバーチャルの世界があたかも真実の世界であるかのようにもてはやされ、当然のようになっています。しかし、人として創造された私たちは虚構の世界では決して満足することはありません。実際 Gen-z 世代以下の彼らはテクノロジーと共に生まれ育っていますが、なおさら人と人との真実な、本当の関係を求めているそうです。人と人の繋がりがオンラインに偏りがちな世の中だからこそ、真の人間同士の繋がりに飢え乾いているのです。

そんな心の動きが顕著に見えていたのが教会のメンズミニストリーです。メンズ・ブレックファストも以前は30から40人程度の集まりでしたが、コロナの後からどんどん数が増えて今では100人台は普通になっています。2〜3ヶ月に一回あるこの行事を楽しみにする男性は多いです。楽しい食事とゲストスピーカーからのメッセージを聴き、団欒の時を持つのです。教会自体が大人数なので、こういう機会に顔見知りになると教会にも繋がりやすくなるのです。

さらに、もっと親密な関係を持てるのが年に一回のメンズ・リトリートです。クリスチャンキャンプ施設に週末集まり、メッセージ、楽しいアクティビティー、祈りの時など普段ゆっくり話せない人たちと交わる機会があります。普通は締切間際まで埋まらないメンズレトリートのスペースは今年は登録がオープンすると瞬く間に埋まってしまいました。前代未聞のことです。

教会の数名の男性リーダーたちが有志を募って夏休みに四回、メンズバーベキューをやりたいと申し出てきました。ずっとこのことを祈り求めていたそうです。彼らのビジョンはこのバーベキューでは食事とスモールグループを行い、願わくばそのスモールグループが引き続き教会のスモールグループへと発展することでした。

恒例のメンズブレックファストも、メンズリトリートも集まる男性が増えていました。青年から様々な年代まで、男性たちの間で他の男性たちとのコネクションを求めている機運は高くなっていたのです。

教会のスモールグループ担当のダニエル牧師(私の教会での相棒ですが)と詳細をつめ、先日第一回が開催されました。すでに登録者は100名を超えていましたが、当日のカウントでは140人ほどの男性たちが集まり、バーベキューを楽しみ、そして食後にスモールグループに分かれて受け持ちのリーダーたちが会話をリードしました。

ダニエルも私も、また教会のスタッフ・リーダーの願いはこのような集いが一過性のものではなく、スタートラインの役割を持って、もっと意図的な、三つのCを持ったグループへと発展していって欲しいと祈っています。

もしあなたの身近にコネクションを求めている方がいるなら、あるいはあなた自身がコネクションを願っているなら、それは単なる寂しさを紛らわせたい、というだけではないのです。そう神は導いてくれているのです。夏は普段よりも時間の取れることが多いでしょう。もしかしたら普段はコネクト出来ない人とお茶をしたり、話をしたりする余裕のある時かもしれません。どうかそれが最初の一歩で、三つのCを持った集まりにつながるように祈りましょう。

以前に掲載したスモールグループのススメも合わせて読んでみてください。