お知らせ
このブログシリーズは、リージェントカレッジのリフレームコース及び、CA Church で開催された文化と信仰のコースを基にして作成した日本語でのバイブルスタディーを基盤にしています。リージェントカレッジのリフレームコースの本編の紹介、ストリーミング及びダウンロード出来るビデオコースはこのリンクからアクセスしてください。

親善大使とは

今日はキリストの親善大使として召されているクリスチャンとして具体的にどうすれば良いのかを学んでゆきます。私たちのアイデンティティーは明らかになっても、それでは自分にとってそれがどんな形を持つのか知ること、それが常にチャレンジですね。 ダニエル書のストーリーを今週も続けて見てゆきます。今回も前回に触れたように、私たちクリスチャンの生き方を大使館と親善大使、そして大使館の置かれた土地、さらに大使を遣わせた本国、というような比喩を用いながら考えていきます。親善大使としての生き方から、次の4つのポイントが挙げられます。これら一つ一つ考えていきます。

  1. 教会によって形作られる
  2. 神様の宣教を知る
  3. 文化とことばを学ぶ
  4. 外交(人間関係の構築)に携わる

イスラエルの神、万軍の主は、こう仰せられる。「エルサレムからバビロンへあたしが引いて行かせたすべての捕囚の民に。 家を建てて住みつき、畑を作って、その実を食べよ。 妻をめとって、息子、娘を生み、あなたがたの息子には妻をめとり、娘には夫を与えて、息子、娘を産ませ、そこでふえよ。減ってはならない。 わたしがあなたがたを引いて行ったその町の繁栄を求め、そのために主に祈れ。そこの繁栄は、あなたがたの繁栄になるのだから。」

エレミヤ書 29:4-7

親善大使の4つの側面

1.送られた先の地の教会に確立される

前回の学びでクリスチャンはさすらいの地においては、その地にある「大使館」すなわち教会において、送られた先の地域にキリストの「親善大使」として働きかける、と学びました。クリスチャンはどこにいても、そのいる場所に確立されて、主の働きに携わるのです。

2.神様の宣教を知る

自分のアイデンティティーを理解し、どんな宣教(つまり何を行うのか)に携わり、どんな託されたメッセージ(つまり何を語るか)を伝えるのかをわきまえておくのが重要です。神様のこの世に対する目的とはなんでしょうか? それは「和解」なのです。 神様の善き創造は人類の堕落により崩れてしまいました。壊れた神と人との関係、人同士の関係、創造物と人との関係、それらを神様は修復・和解に導くのです。破れたる現実、トーフーとボーフーにある現状をシャロームと豊かな世に導くため、救われたクリスチャンを通してその働きを進めているのです。(コロサイ1章)

そのためにもこれまでに学んだ、大きなストーリーの流れ、つまり6幕からなる歴史と現在を把握することが大切です。私たちの今置かれている時と場所、そしてそこにおける目的を考えるとき、必ずこの神の大きなストーリーに照らし合わせながら理解せねばならないからです。過去の神様の導き、イエスの十字架と復活、そして聖霊の導きという大きなストーリーがあるからこそ、私たちが神の似姿に創造された、ユニークなアイデンティティーを持っていると確信でき、アダムとエバの堕落が今のこの世の中に、環境に、自分の仕事に、全てのエリアにおいて現在も影響を与え続けているかを教えてくれるからです。そこから自分に与えられ、示されているミッションが明らかになって来ます。

3.当地の文化と言葉を学ぶ

宣教を知っていても、伝えたい相手の文化・風習、そして使われている言葉を学んでいなければ、上手にそして効果的にコミュニケーションできず、伝えたい内容が伝わりません。 寄留者でよそ者のクリスチャンとして、この地の文化をよく理解しているといえるでしょうか。?

親善大使としてこの世に遣わされている身としては、つねに文化・言語を学びたい、と言う姿勢を持つべきです。ダニエルのように、王宮に仕えてはいないかもしれませんが、どこに召されて遣わされていようと、その地のことば、文化風習を学ぶ必要があります。とりもなおさず、それはソーシャルメディア、労組、麻薬常習、未成年親、地方自治体の政治、法律事務所等のことばを学ぶことを意味するかもしれません。

質問:あなたはソーシャルメディアを使いますか?ハイテクの世の中で使われていることば、に精通していますか?

得てして私たちは、「そこまでしなくても」なんて考えがちです。そういったことは聖霊のたまものではない、と思うからです。聖霊のたまものがないので、と言い訳にして、地道な努力を怠るのは問題です。聖霊のたまものと、個人の努力の両方を神様は合わせて使われるのではないでしょうか。

また、海外宣教でなければ、自国民同士ならことばを学ばなくても大丈夫なのでは、と思いがちですが、実は宣教はいかなる時も文化をこえて語り・伝えられるものなのです。 科学の分野、性の分野、環境問題、個人主義、多文化主義、多元主義にかかわることばの備えがありますか?

教会の役割の一つは私たちにこの学びの指導をすることにあります。聖霊のたまものについて知り、励まされて育ち、聖書に親しみ、また、召されて遣わされている地の文化・風習を共に学ぶ環境づくりが教会の大事な役割のひとつです。

しっかりと読み取る。。。それは、聖書もそうですし、周りの文化も同様です。神経を集中する必要があります。身の回りの文化を速読はできません。時間をかけて問いかけ、人々がどんな言動をどんな理由でするのか読み取る必要があります。もちろん彼らを物体として検証するということではなく、尊厳と価値をもった人間として愛をもって接することがそのベースになければなりません。

考えてみてください:

現在あなたが置かれている「文化」の中で、キリストの親善大使としての働きをしていますか?何か足りないことがあるでしょうか?教会がどのように助けになるでしょうか。

4.外交をする

私たち一人一人が神様が遣わした場所において親善大使となります。教会の限られたリーダーたちだけの使命ではありません。 神様は様々な職業に、土地にあなたを導きます。 神様は突然にあなたをどこかにサポート無しに送り出すことはありません。実はすでにあなたの前を行き、共に歩んでおられます。ですから、まず「神様、あなたがもうすでになさっている御業を私が見れますように。」と祈り、聖霊によってあなたの役割を示してもらうべきです。

預言:親善大使のコミュニティーが教会であるとすれば、教会はそのコミュニティーに対して預言を、神様のことばを伝えるものでなければなりません。では、預言者とは何をするものでしょうか? 預言者は、神様が見るように、そして名づけるように、同じ目を持つこととなる。 預言者は、現実の姿を語る際に比喩を使い、物事の本質を聞く者たちが分かりやすくする。

比喩:職場ではどんな比喩が蔓延しているでしょうか? それは、「競争」でしょうか。仕事場では成功することが「勝つ」ことなわけです。キリストは白の御座で最後の審判をする際に、「勝ちましたか?」とは聞きませんよね。聖書の語る「市場」の姿は、負け犬にならないように、とか誰が一番物を得るか、とかではなく、思いやり、人を持ち上げ、育てる、というによって「市場」が描かれています。すると同じ市場で過ごすにしても、異なる例えに基づいてみると選択できる可能性はまだまだあると気づかされます。

親善大使としての生き方と考え方: 親善大使として生きるには聖霊にゆだねてゆく、という大きな知恵、リスクを顧みない勇気がいります。毎日のスケジュールの中で常に祈り続けるように神様から促されます。神様の働きに目を凝らすように導かれます。神様は私たちの生活の細かい点をご覧になっています。このような生き方・考え方をするときに、私たちには豊かで、活発で、いのちに満ちた、お互いを助け合う、力のある人生が身の回りの全てのエリアで可能であり、それを目指して進むことが出来るように導かれるのです。 神様を全てのものの中に探り求めるならば、神の御国を見ることになります。人と神、人同士、創造物との関係が修復され贖われるのを見るのです。

3人の証しのビデオ

日本語キャプションをオンにしてご視聴ください。

George Sanker:Headmaster, Covenant School in Charlotteville, VA

サンカー先生はパブリックスクールの枠組みの中では直接的にはキリストを語れません。現代の教育が常に目的のための手段として用いられる現実に負けず、教育を通して人が繁栄できるように手を尽くしています。スペイン語のクラスのたとえを使い、この世の比喩はこのような言語教育は「金儲け」を語っている一方、彼のクラスではスペイン語はアウトリーチするべきコミュニティーのドアを開ける鍵と位置付けるのです。

Jennifer Wiseman:Director, American Association for the Advancement of Science’s Dialogue on Science, Ethics, and Religion

天文物理学の権威。NASAハッブル宇宙望遠鏡プロジェクトのプログラム担当科学者として活躍後、現在は同プロジェクトのシニアプロジェクト科学者。ワイズマン博士は、多元主義の現代世界では、科学が不当に人類の全ての答を与える地位を与えられてしまっているが、科学とは本来、神様の創造のわざを解き明かすツールとわきまえ、神をほめたたえるべきです。

Don Flow:CEO, Flow Automotive

ドン・フロー氏はフロー自動車販売会社最高経営責任者。現在31ディーラー会社を持ち、雇用者は900人にのぼる。ビジネスとは金儲けのための金儲けではなく、適正な収益に基づいて経営を維持し、人を富ます、地域を繁栄させるものでなければならない、とする。購買者につけいることをせず、適正な料金体制をとる。